看護師、事務職員募集
Date: 2008-05-04 (Sun)
看護師、事務職員若干名募集中です。電子カルテを使用しておりますのでパソコンに習熟されている人歓迎です。

  腰痛でお悩みの皆様へ(1)
Date: 2007-09-12 (Wed)
先進諸国では約7割の人が腰痛を経験するとされ、日本国民で最も調子が悪いと訴えることが多いのが腰痛で、1000人当たり82人が腰痛を持つとされています。
腰痛をきたす主な原因
1) 脊椎そのもの異状やその周囲の筋肉疲労に由来する腰痛 骨粗鬆症や腰椎分離症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどによる腰痛や腰椎を取り巻く筋肉疲労に由来する筋膜性腰痛症
2) 脊椎以外の臓器、すなわち内臓や後腹膜の臓器である大動脈や腎臓に由来する腰痛
3) 精神的なものが原因で起こる腰痛

1)の説明:腰痛はヒトが立って歩くように進化したために起こる宿命的な症状です。上半身の体重が集中的に腰にかかることなどから生じます。
年齢を重ねると椎体を支える椎間板の水分がなくなり、腹筋や背筋も弱ってきて、骨がぐらつくようになります。これを防ぐ生体反応として黄色靭帯が分厚くなり、また椎間関節部の変形が生じ、この変形を防ぐように骨棘がでてきます。これらの結果により脊柱管の狭窄が起こり腰痛や下肢の痺れなどが起こってきます。
脊椎そのものの異状による腰痛は、姿勢に依存しており体を動かしたときに痛く、安静時の痛みはないか軽いものです。
画像診断と実際の神経症状が一致することも大事です。例えば4−5腰椎間の椎間板ヘルニアでは下腿の外側に痺れや痛みを伴うのですが、大腿前面に訴えるなど画像所見と神経症状に解離がある場合は他の疾患を疑う必要があります。圧迫骨折では罹患棘突起に強い痛みを伴います。
2)の説明:1)の脊椎が原因で起こる腰痛はその場で緊急に対処しなければならない症例は多くはありません。しかし2)の場合は解離性大動脈瘤をはじめ、見逃すと危険な疾患もあるので要注意です。
a)循環器疾患 解離性大動脈瘤は腰背部の激痛と顔面蒼白や冷汗などが出ます。こうした場合には循環器系の疾患が考えられ、脈拍や血圧の左右差をまずみて精査が必要な場合は大動脈などの画像診断が必要となってきます。
b)泌尿器疾患:尿路結石も腰痛で発症することがあります。これは発作性の激しい腰痛で、間欠的で通常は片側性で、腰椎に由来する痛みとは異なり、体位と痛みに相関はありません。また血尿が出ることなどが特徴です。泌尿器疾患では急性腎盂腎炎も重要です。発熱を伴うので診断は付きやすいです。腎臓部分に叩打痛があり、尿意頻数などがあれば急性腎盂腎炎を疑います。
c)消化器疾患 急性膵炎でも腰痛を訴えることがあります。飲酒を契機に発症し悪心嘔吐を伴い、左の脇腹付近に痛みがあり仰臥位で疼痛が増強されます。
その他注意を必要とする腰痛には転移性脊椎腫瘍と化膿性脊椎炎があります。この両方ともほとんど身動きできないほどの強い痛みを訴えます。

3) の説明 腰痛を訴えるものの中には実は精神科的なものが結構多く、うつ病などの患者さんが腰の痛みを訴えることも多いのです。痛いところを図示していただくと体中痛いとか、たくさん痛いところを書いてくるケースでは精神的要因が疑われます。
以上のように腰痛といってもさまざまな病気がその奥に潜んでおり、MRIなどの画像診断を組み合わせて、的確に診断することが重要です。

  長岡京市 脳ドック受診医療機関の指定
Date: 2007-06-25 (Mon)
当クリニックは、長岡京市の脳ドック受診医療機関の指定を受けております。長岡京市国民健康保険加入者で条件を満たす方は、当クリニックにおける脳ドックの検診に対して助成を受けられますので、ご利用下さい。自己負担は\5,000です。

http://www.shikuma-clinic.com


  頭痛でお悩みの皆様へ(3)
Date: 2007-04-16 (Mon)
頭痛の治療
誘因を探す
誘因を探してそれをうまく避ける事で、片頭痛が起こるのを防ぐことができます。片頭痛の誘因となるものは、アルコール(赤ワイン、ビールなど)睡眠不足や睡眠過多、人ごみ、チョコレート、ハム、ソ−セージ類などがよく知られています。いろいろな誘因が重なって頭痛を引き起こすこともあります。

痛くなったときの頭痛薬
片頭痛と群発頭痛はトリプタンという薬が効果的です。トリプタンが発売されるまでは片頭痛や群発頭痛には一般的な鎮痛剤を処方するしかありませんでした。これらの鎮痛剤では効く場合もありますが、有効率は必ずしも高くはありませんでした。現在は、ほとんどの片頭痛や群発頭痛はトリプタンによって改善されます。

痛くなるのを予防する薬
一ヶ月に3度も4度も痛くなるような頭痛頻度の高い患者さんや、激しい頭痛が毎日起こる群発頭痛の患者さんには、トリプタンへの依存を防ぐためにも適した予防薬を処方し、頭痛が起きるのを防いだり頻度を少なくする必要があります。予防薬を飲んでいるとたとえ頭痛が起きても軽くすみ、またトリプタンの効果を上げる作用もあります。予防薬として使用されているのは、プロプラノロール(高血圧や不整脈の治療薬)バルプロ酸(抗てんかん薬)トリプタノール(抗うつ薬)は以前からよく使用されています。これらはそれぞれ片頭痛の予防に効果はあるのですが、保険適応はなくそれぞれうつ病とかてんかんなどの病名を必要とします。塩酸ロメリジンはカルシウム拮抗薬ですが、日本では唯一片頭痛の予防薬として保険適応を認められた薬です。これらの薬をうまく単独で使ったり組み合わせで使ったりすることにより予防することができます。
参考文献 
国際頭痛分類 第2版  国際頭痛学会・頭痛分類委員会 日本頭痛学会2004
頭痛退治読本  立岡良久著 悠飛社 2005

http://www.shikuma-clinic.com


  頭痛でお悩みの皆様へ(2)
Date: 2007-04-16 (Mon)
1次性頭痛(片頭痛/緊張型頭痛/群発頭痛)の診断と治療 
頭痛の診断
前兆のない片頭痛
頭痛発作を繰り返す疾患で、発作は4〜72時間持続します。片側性、拍動性の頭痛で、
中等度ないしは重度の強さであり、日常的な動作(歩行や階段昇降などの)により頭痛が増悪することが特徴で、随伴症状として悪心や光過敏・音過敏をともないます。

前兆のある片頭痛
前兆は、通常5〜20分にわたり徐々に進展するものですが、長くても60分以内で元に戻ってしまう一過性の局在神経症状を繰り返す状態です。症状は視覚的症状であったり、上下肢の症状であったりします。前兆のない片頭痛と同様の頭痛が前兆後に生じることが多いです。まれに片頭痛の特徴を欠く頭痛であったり、全く頭痛がなかったりする例もあります。
緊張型頭痛
この頭痛は稀に起こるものから頻回に起こるものまでさまざまですが、その特徴は両側性で圧迫感または締め付け感があり、強さは軽度から中等度で、歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪はしません。悪心や嘔吐は原則ありません。(食欲不振を伴うことはある)光過敏や音過敏はあってもどちらか一方で、特徴的ではありません。

群発頭痛
厳密に一側性の重度の頭痛発作が眼窩部、眼窩上部、側頭部のいずれか1つ以上の部位に発現し、15〜180分くらい持続します。発作頻度は1回/2日〜8回/日です。発作は次のうち1項目以上を伴う(いずれも頭痛と同側):結膜充血、流涙、鼻閉、鼻漏、前頭部および顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫。多くの患者は発作中に落ち着きのなさや興奮した様子がみられます。急性発作には後視床下部灰白質の活性化が関与しています。群発期は数週〜数ヶ月続きます。寛解期は通常数ヶ月〜数年間続きます。ただし、患者さんの約10〜15%は、寛解がない慢性症状を示します。アルコール、ヒスタミンまたはニトログリセリンにより誘発される場合があります。ある統計では患者の27%は一回のみの群発期を経験するのみで終わっています。発症年齢は通常20〜40歳で、男性の有病率は女性の3〜4倍もあります。
薬剤乱用頭痛
頭痛が1ヶ月に15日以上ある場合は、片頭痛の対症療法薬または鎮痛薬の乱用を考えます。一次性頭痛を持つ患者さんが薬を服用しているうちに新しいタイプの頭痛が出現したり、片頭痛や緊張型頭痛が著明に悪化した場合には、もともとの一次性頭痛の診断と薬物乱用頭痛の両方の診断があてはまります。薬物乱用頭痛は同じ日の中でさえも、片頭痛様の特徴から緊張型頭痛の特徴(新しいタイプの頭痛)へと特異なパターンの変化をしばしば示します。反復性の頭痛が慢性頭痛に変わってしまうこともあります。薬物乱用頭痛の診断は臨床的にはきわめて重要です。
参考文献 
国際頭痛分類 第2版  国際頭痛学会・頭痛分類委員会 日本頭痛学会2004
頭痛退治読本  立岡良久著 悠飛社 2005

http://www.shikuma-clinic.com


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